このたび、会長に就任いたしました中南支部の鳴海春輝と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年度、第2期中期計画の策定に取り組み、取りまとめたところです。計画に沿って事業運営を行っていきますが、新会長としてやるべきことの1つ目は、入会促進の活動です。具体的には、未加入の社会福祉士登録者及び国家試験合格者を対象に、社会福祉士会に入会するメリットを明示することです。当会は入会率全国第1位ですが、これを良しとしてはいけないと考えます。まだまだ会員活動が十分に伝わっていないのではないでしょうか。また、将来、社会福祉士を目ざそうとする学生が現れるように社会福祉士のことをもっと知っていただく行動を強化する必要があります。2つ目は、会員への活動参加促進です。現在、当会の活動は、リニューアルされたホームページや広報誌、支部のネットワークによって情報にアクセスが可能です。日本社会福祉士会からも資料が届いています。せっかく入会し会費を払っても活動に参加しない、又はできない方々が多くいらっしゃいます。活動のマンネリ化、停滞状況を打破するためにも多くの会員に参加していただけるようにする必要を感じます。3つ目は、日本社会福祉士会の「倫理綱領」及び「社会福祉士の行動規範」の徹底化です。社会福祉士として遵守すべきことが示されています。専門職としての社会福祉士の原点です。基本を忘れず、常に基本に立ち返る姿勢を会員に意識していただけるよう働きかける必要があります。以上の3点はいずれも情報発信の強化に集約されます。新体制のもとで取り組んでいきたいと思います。
私は、社会福祉法人青森県すこやか福祉事業団で33年間、知的障害児・者施設、社会福祉研修、元気高齢者支援、発達障害者支援の職場で勤務し、平成24年3月に定年退職しました。現在は、学校法人弘前厚生学院(保育士と介護福祉士の養成校)で社会福祉や人権等に関する科目を担当しています。また、非常勤講師として、弘前学院大学では「障害者福祉論」「雇用政策論」を、厚生看護専門学校では「人間関係論~カウンセリング」を担当しています。どちらも国家資格取得を目指す明確な目標を持った若い学生を相手に授業をしています。学校という1年サイクルの枠組みの中で、新しい知識をいかに分かりやすく伝えるか奮闘しています。
平成29年5月28日に開催された総会において、役員の改選期にあたることから選挙が行われました。私は2期プラス1年の合計5年間、本会理事として活動させていただきましたが、今期も役員に立候補しました。やり残したことがあるという思いがあったからです。開票の結果、幸い、会員の皆様から信任をいただき、理事として今期も活動に関わることとなりました。引き続き行われた第1回理事会において、新役員の皆様の賛同を得て、正式に会長ということに決まりました。事務局長には最上理事を指名いたしました。重責を担う覚悟をした瞬間でした。奈良前会長がこれまで4期8年の長きに渡って牽引してこられた当会を引継ぎ、さらに発展させるべく力を尽くしてまいりますので、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
公益社団法人 青森県社会福祉士会
会長 鳴海 春輝